【読書メモ】『合理的なものの詩学』第三章

加藤夢三 『合理的なものの詩学――近現代日本文学と理論物理学の邂逅』 ひつじ書房、2019年 第三章 ジャンル意識の政治学 ―― 昭和初期「科学小説」論の諸相 はじめに  「科学小説」というと一般には、サイエンス・フィクションと同一視される。サイエンス・フィクションが日本で発展したのは、戦後になってからの…
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【読書メモ】『合理的なものの詩学』第二章

加藤夢三 『合理的なものの詩学――近現代日本文学と理論物理学の邂逅』 ひつじ書房、2019年 第二章 「現実」までの距離 ―― 石原純の自然科学的世界像を視座として はじめに  1920~30年代の日本の言説空間では、従来の古典物理学的な時空間表象(「素朴実在論」に裏づけられた自然科学的世界像)への懐疑が…
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【読書メモ】『合理的なものの詩学』第一章

加藤夢三 『合理的なものの詩学――近現代日本文学と理論物理学の邂逅』 ひつじ書房、2019年 第一章 「科学的精神」の修辞学 ―― 一九三〇年代の「科学」ヘゲモニー はじめに  1930年代の言説空間には、「科学」と「精神」を強引に結合した、「科学的精神」という表現が多く登場した。  この章では、その「…
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【読書メモ】『合理的なものの詩学』序章

加藤夢三 『合理的なものの詩学――近現代日本文学と理論物理学の邂逅』 ひつじ書房、2019年 序章 思考の光源としての理論物理学 本書の問題意識(2ページ)  近代日本の文化は、「科学的経験」と「文学的経験」の接触面に立ち上がってきた。  「科学」と「文学」を二項図式的に切り離すのではなく、文化思潮を支え…
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