唐十郎『特権的肉体論』「いま劇的とはなにか」解釈の試み(5)

テキスト=唐十郎『特権的肉体論』白水社、1997年   * 以下は、唐十郎のテキストを、私が解釈したものです。 その妥当性は、今後この作業を続ける中で検証してゆくことになります。 あくまで、『特権的肉体論』の本文を読むときの参考程度のものとお考えください。 改行は、ほぼ本文の段落分けと対応させてあり(分かりやす…

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唐十郎『特権的肉体論』「いま劇的とはなにか」解釈の試み(4)

テキスト=唐十郎『特権的肉体論』白水社、1997年   * 以下は、唐十郎のテキストを、私が解釈したものです。 その妥当性は、今後この作業を続ける中で検証してゆくことになります。 あくまで、『特権的肉体論』の本文を読むときの参考程度のものとお考えください。 改行は、ほぼ本文の段落分けと対応させてあり(分かりやす…

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唐十郎『特権的肉体論』「いま劇的とはなにか」解釈の試み(3)

テキスト=唐十郎『特権的肉体論』白水社、1997年   * 以下は、唐十郎のテキストを、私が解釈したものです。 その妥当性は、今後この作業を続ける中で検証してゆくことになります。 あくまで、『特権的肉体論』の本文を読むときの参考程度のものとお考えください。 改行は、ほぼ本文の段落分けと対応させてあり(分かりやす…

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唐十郎『特権的肉体論』「いま劇的とはなにか」解釈の試み(2)

テキスト=唐十郎『特権的肉体論』白水社、1997年   * 以下は、唐十郎のテキストを、私が解釈したものです。 その妥当性は、今後この作業を続ける中で検証してゆくことになります。 あくまで、『特権的肉体論』の本文を読むときの参考程度のものとお考えください。 改行は、ほぼ本文の段落分けと対応させてあり(分かりやす…

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【読書メモ】安部公房「ミリタリィ・ルック」

安部公房「ミリタリィ・ルック」(エッセイ) 初出=「中央公論」1968年8月号 テキスト=『内なる辺境』中公文庫、1975年 最近、機会があってこの「ミリタリィ・ルック」というエッセイを読み返しました。 非常に面白い文章なのですが、やや挑発的にナチスの美学をとりあつかっているため、読者の方の中にはショックを受けられて…

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唐十郎『特権的肉体論』「いま劇的とはなにか」解釈の試み(1)

テキスト=唐十郎『特権的肉体論』白水社、1997年   * 以下は、唐十郎のテキストを、私が解釈したものです。 その妥当性は、今後この作業を続ける中で検証してゆくことになります。 あくまで、『特権的肉体論』の本文を読むときの参考程度のものとお考えください。 改行は、本文の段落分けと対応させてあり、本文の表記をで…

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【読書メモ】アリストテレス『詩学』

アリストテレス『詩学』 テキスト=松本仁助・岡道男訳『アリストテレース 詩学・ホラーティウス 詩論』岩波文庫、1997年 (目次) 第1章 論述の範囲、詩作と再現、再現の媒体について 第2章 再現する対象の差異について 第3章 再現の方法の差異について 劇[ドラーマ]という名称の由来について 悲劇・喜劇の発祥地について…

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【読書メモ】ハイデッガー「芸術の由来と思索の使命」

マルティン・ハイデッガー「芸術の由来と思索の使命」(1967年) テキスト=関口浩訳『技術への問い』(平凡社、2009年)所収 西洋的‐ヨーロッパ的芸術および諸科学(学問)のために原初を樹立した、古代ギリシア世界について思索しよう。 古代ギリシア世界はわれわれの命運の原初であり、後続のすべてを支配しており、新たな現在で…

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【読書メモ】ハイデッガー「伝承された言語と技術的な言語」

マルティン・ハイデッガー「伝承された言語と技術的な言語」(1962年) テキスト=関口浩訳『技術への問い』(平凡社、2009年)所収 はじめに この講演のタイトルは「伝承された言語と技術的な言語」である。 「言語」「技術」「伝承」という語を、「今日われわれの現存在〔=人間の生きているあり方〕を圧迫するもの」〔=現…

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【読書メモ】ハイデッガー「形而上学の超克」

マルティン・ハイデッガー「形而上学の超克」(1936年-46年) テキスト=関口浩訳『技術への問い』(平凡社、2009年)所収 「訳者後記」によるとこのテキストは、1936年から46年までの間に書かれた手記の一部だそうです。 「一」から「二八」までの断章から成っていて、論理展開が分かりにくいところ、いまの私にはどうして…

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【読書メモ】ハイデッガー「科学と省察」

マルティン・ハイデッガー「科学と省察」(1953年) テキスト=関口浩訳『技術への問い』(平凡社、2009年)所収 われわれは、人間の精神的にして創造的な活動が行われる領域を「文化」と名づけており、科学や芸術は、それぞれ「文化」の中の一分野だと考えられている。 しかし、芸術の本質は、「文化」として片づけられるもので…

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【読書メモ】ハイデッガー「技術への問い」

マルティン・ハイデッガー「技術への問い」(1953年) テキスト=関口浩訳『技術への問い』(平凡社、2009年)所収 1.技術の本質は「開蔵」である。 技術との自由な関係をもち、技術的なもの〔=今日における技術の所産など〕を限界まで経験するために、個別の技術的なものではなく、技術の本質を問うことにする。 …

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2014年 9月・10月 観た映画と読んだ本

ずっとブログを更新していませんでしたので、ここ2カ月ほど(2014年9月・10月)の記録を。 健康上の理由で、はからずも時間ができてしまったので、できるだけDVDで映画を観たり本を読んだりしています。 (観た映画) 山中貞雄『人情紙風船』(1932) マキノ雅弘『鴛鴦歌合戦』(1939) 小津安二郎『父ありき』(194…

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【読書メモ】山城むつみ『ドストエフスキー』

山城むつみ『ドストエフスキー』講談社、2010年 あまりに大部なので正直、これまで恐れをなしていたのですが、図書館で借りて読み始めてみました。 すると思いのほか読みやすく、一気に最後まで読めました。 非常に示唆的であり、感動的なドストエフスキー論です。 ドストエフスキーの小説が、「芸術」の域を超えるようなものに思…

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【読書メモ】ブロツキー『ヴェネツィア・水の迷宮の夢』

ヨシフ・ブロツキー、金関寿夫訳『ヴェネツィア・水の迷宮の夢』集英社、1996年 最近、読みたいと思って図書館でブロツキーの本を何冊か借りました。 普通の感想はここには書かないことにしていますが、メモしておきたい一節があったので。 ぼくたちの体の中で、それだけで独立しうる器官があるとすれば、一番それがやり易いのは「目…

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【読書メモ】クロソフスキー『ディアーナの水浴』

ピエール・クロソフスキー、宮川淳・豊崎光一訳 『ディアーナの水浴』 水声社、1988年 これまで2回読んでいるのですが、非常に難しく、理解しているとは言えなかったため、そろそろちゃんと消化しようと思って読み返しました。 今回も、読み始めたときはわけが分からなくて、100ページ強の一冊を納得しながら最後まで読むのに、と…

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『共同幻想論』「祭儀論」まとめ

吉本隆明『共同幻想論』「祭儀論」まとめ これは私の参加している私的な勉強会で、『共同幻想論』の中の「祭儀論」について私が発表したときのレジュメです。(ブログに載せるため、少しだけ手を入れてはいますが) より細かい内容は、こちらへどうぞ → 「祭儀論」(1)、(2)、(3)、(4) 初出:「文芸」1967年4月 初刊:『共…

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『共同幻想論』「祭儀論」(4)規範力への転化

吉本隆明『共同幻想論』「祭儀論」(4)規範力への転化 初出: 「文芸」1967年4月 初刊: 『共同幻想論』河出書房新社、1968年 テキスト: 『改訂新版 共同幻想論』角川ソフィア文庫、1982年 ※ (3)のまとめ 日本のある地域で行われている民俗的な農耕祭儀について考察すると、 (2)でみた初期農耕社…

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『共同幻想論』「祭儀論」(3)農耕社会の共同幻想の高度化

吉本隆明『共同幻想論』「祭儀論」(3)農耕社会の共同幻想の高度化 初出: 「文芸」1967年4月 初刊: 『共同幻想論』河出書房新社、1968年 テキスト: 『改訂新版 共同幻想論』角川ソフィア文庫、1982年 ※ (2)のまとめ ・そもそも理論的に、<生誕>と<死>は、幻想性の領域においては似ており(ほぼ真…

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