テーマ:吉本隆明

【まとめ】吉本隆明「詩とはなにか」要約

吉本隆明「詩とはなにか」要約 初出 「詩学」1961年7月号 テキスト 『詩とはなにか』詩の森文庫、2006年 ▼吉本隆明「詩とはなにか」要約 目次 ・第1節 「ほんとのこと」の妄想 ・第2節 詩の発生(意識の自己表出) ・第3節 散文と詩(言語の時代的水準と励起) ・第4節 詩的喩(意味とイメージの「当り」) ・第…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

吉本隆明「詩とはなにか」要約(5)

吉本隆明「詩とはなにか」要約 初出 「詩学」1961年7月号 テキスト 『詩とはなにか』詩の森文庫、2006年 第5節 詩と現実  5-1 詩と現実の必然的関係 自分は、普通に語ったり書いたりすれば世界を凍らせてしまうであろうことを、普通に語ったり書いたりするのを禁忌して、詩という形にする。 現実社会は、…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

吉本隆明「詩とはなにか」要約(4)

吉本隆明「詩とはなにか」要約 初出 「詩学」1961年7月号 テキスト 『詩とはなにか』詩の森文庫、2006年 第4節 詩的喩(意味とイメージの「当り」)  4-1 詩的喩とは 詩においては、指示表出性の高い言葉にも自己表出性が高度に負わされ、指示表出性のない言葉にも指示表出的な役割が負わされるといった、自…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

吉本隆明「詩とはなにか」要約(3)

吉本隆明「詩とはなにか」要約 初出 「詩学」1961年7月号 テキスト 『詩とはなにか』詩の森文庫、2006年 第3節 散文と詩(言語の時代的水準と励起)  3-1 詩の特徴 本当は、詩と散文の違いは程度の問題にすぎない〔が、詩と散文の違いについて考えてみよう〕。 言語はいつも、自己表出として発せられ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

吉本隆明「詩とはなにか」要約(2)

吉本隆明「詩とはなにか」要約 初出 「詩学」1961年7月号 テキスト 『詩とはなにか』詩の森文庫、2006年 第2節 詩の発生(意識の自己表出)  2-1 詩の本質としての自己表出性 詩の本質を考えるために、詩の発生する最低限の条件を見てみたい。 そのための材料として、折口信夫(1887-1953)の唱…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

吉本隆明「詩とはなにか」要約(1)

吉本隆明「詩とはなにか」要約 初出 「詩学」1961年7月号 テキスト 『詩とはなにか』詩の森文庫、2006年 第1節 「ほんとのこと」の妄想  1-1 世界を凍らせる「ほんとのこと」 これまで自分は無自覚に詩作をしてきたが、今、詩作の過程に意識的・理論的な根拠を与えたい。 自分は「廃人の歌」(195…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『共同幻想論』「祭儀論」まとめ

吉本隆明『共同幻想論』「祭儀論」まとめ これは私の参加している私的な勉強会で、『共同幻想論』の中の「祭儀論」について私が発表したときのレジュメです。(ブログに載せるため、少しだけ手を入れてはいますが) より細かい内容は、こちらへどうぞ → 「祭儀論」(1)、(2)、(3)、(4) 初出:「文芸」1967年4月 初刊:『共…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『共同幻想論』「祭儀論」(4)規範力への転化

吉本隆明『共同幻想論』「祭儀論」(4)規範力への転化 初出: 「文芸」1967年4月 初刊: 『共同幻想論』河出書房新社、1968年 テキスト: 『改訂新版 共同幻想論』角川ソフィア文庫、1982年 ※ (3)のまとめ 日本のある地域で行われている民俗的な農耕祭儀について考察すると、 (2)でみた初期農耕社…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『共同幻想論』「祭儀論」(3)農耕社会の共同幻想の高度化

吉本隆明『共同幻想論』「祭儀論」(3)農耕社会の共同幻想の高度化 初出: 「文芸」1967年4月 初刊: 『共同幻想論』河出書房新社、1968年 テキスト: 『改訂新版 共同幻想論』角川ソフィア文庫、1982年 ※ (2)のまとめ ・そもそも理論的に、<生誕>と<死>は、幻想性の領域においては似ており(ほぼ真…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『共同幻想論』「祭儀論」(2)初期農耕社会

吉本隆明『共同幻想論』「祭儀論」(2)初期農耕社会 初出: 「文芸」1967年4月 初刊: 『共同幻想論』河出書房新社、1968年 テキスト: 『改訂新版 共同幻想論』角川ソフィア文庫、1982年 ※ (1)のまとめ 【前提】 ≪1≫自己幻想を、人間の個体としての心のはたらきとし、 ≪n≫共同幻想を、…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『共同幻想論』「祭儀論」(1)<逆立>と<生誕>

吉本隆明『共同幻想論』「祭儀論」(1)<逆立>と<生誕> 初出: 「文芸」1967年4月 初刊: 『共同幻想論』河出書房新社、1968年 テキスト: 『改訂新版 共同幻想論』角川ソフィア文庫、1982年 ■■原理的に、個体の≪1≫自己幻想は、その個体の属する社会の≪n≫共同幻想にたいして<逆立>する〔136…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『共同幻想論』「他界論」

吉本隆明『共同幻想論』「他界論」 初出: 「文芸」1967年3月 初刊: 『共同幻想論』河出書房新社、1968年 テキスト: 『改訂新版 共同幻想論』角川ソフィア文庫、1982年 ■■共同幻想の<彼岸>をどうかんがえるか〔118〕 一般に、幻想はどのようにして生まれるのか。 <現実性>の領域に何らか…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『共同幻想論』「巫女論」

吉本隆明『共同幻想論』「巫女論」 初出: 「文芸」1967年2月 初刊: 『共同幻想論』河出書房新社、1968年 テキスト: 『改訂新版 共同幻想論』角川ソフィア文庫、1982年 ※※ ここまでの議論 ※※ 「禁制論」 →(1)(2)(3)(4) 禁制に代表されるような共同幻想としての制度がうみ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『共同幻想論』「禁制論」(4)共同幻想の伝承

吉本隆明『共同幻想論』「禁制論」(4)共同幻想の伝承 初出: 「文芸」1966年11月 初刊: 『共同幻想論』河出書房新社、1968年 テキスト: 『改訂新版 共同幻想論』角川ソフィア文庫、1982年 ■■柳田国男批判――共同幻想の伝承〔61-64〕 ■佐々木鏡石の夢 『遠野物語』の内容を柳田国…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『共同幻想論』「禁制論」(3)山人譚の<恐怖の共同性>

吉本隆明『共同幻想論』「禁制論」(3)山人譚の<恐怖の共同性> 初出: 「文芸」1966年11月 初刊: 『共同幻想論』河出書房新社、1968年 テキスト: 『改訂新版 共同幻想論』角川ソフィア文庫、1982年 ■■『遠野物語』の山人譚〔49-51〕 柳田国男の『遠野物語』は、根本資料としての条件を備…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『共同幻想論』「禁制論」(2)民俗譚はなぜ資料になるのか

吉本隆明『共同幻想論』「禁制論」(2)民俗譚はなぜ資料になるのか 初出: 「文芸」1966年11月 初刊: 『共同幻想論』河出書房新社、1968年 テキスト: 『改訂新版 共同幻想論』角川ソフィア文庫、1982年 ■■新たな前提をもとに禁制について考える〔46〕 フロイトの誤りを踏まえたうえで、日本の…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『共同幻想論』「禁制論」(1)フロイト批判

吉本隆明『共同幻想論』「禁制論」(1)フロイト批判 初出: 「文芸」1966年11月 初刊: 『共同幻想論』河出書房新社、1968年 テキスト: 『改訂新版 共同幻想論』角川ソフィア文庫、1982年 ※※ 吉本隆明のフロイト批判  ※※ 吉本はフロイトの『トーテムとタブー』に対する批判から「禁制論」を…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

吉本隆明『共同幻想論』序

初出: 「禁制論」~「祭儀論」……「文芸」1966年11月~1967年4月 初刊: 『共同幻想論』河出書房新社、1968年 テキスト: 『改訂新版 共同幻想論』角川ソフィア文庫、1982年 序〔16-39〕 ※ 1968年、『共同幻想論』が単行本として発行されるときに付けられた序文。 ■■『共同幻想論…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

吉本隆明『共同幻想論』全著作集のための序

初出: 「禁制論」~「祭儀論」……「文芸」1966年11月~1967年4月 初刊: 『共同幻想論』河出書房新社、1968年 テキスト: 『改訂新版 共同幻想論』角川ソフィア文庫、1982年 全著作集のための序〔10-15〕 ※ 1972年、『共同幻想論』が著作集に収録されるにあたっての序文。 ■■全著…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

吉本隆明『共同幻想論』角川文庫版のための序

初出: 「禁制論」~「祭儀論」……「文芸」1966年11月~1967年4月 初刊: 『共同幻想論』河出書房新社、1968年 テキスト: 『改訂新版 共同幻想論』角川ソフィア文庫、1982年 角川文庫版のための序〔5-9〕 ※ 1966年から68年にかけての仕事『共同幻想論』が文庫になるのに際して、1981年…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

吉本隆明『言語にとって美とはなにか』序、第I章まとめ

初出:「試行」1961年9月~1965年6月 初刊:『言語にとって美とはなにか 第Ⅰ巻』『言語にとって美とはなにか 第Ⅱ巻』勁草書房、1965年 テキスト:『定本 言語にとって美とはなにかI』角川ソフィア文庫、2001年 ・序文 第Ⅰ章 言語の本質 ・1 発生の機構 ・2 進化の特性 ・3 音韻・韻律・品詞
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『言語にとって美とはなにか』 第Ⅰ章 3

テキスト:『定本 言語にとって美とはなにかI』角川ソフィア文庫、2001年 第Ⅰ章 言語の本質〔23-71〕 3 音韻・韻律・品詞〔56-71〕 ※ 音韻・韻律・品詞というこれらの要素は、言語の成立や進化と直接に関わって出てくるものなので、「言語の本質」として考察されます。 ■■音韻〔56-57〕 言語の発生に…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『言語にとって美とはなにか』 第Ⅰ章 2

テキスト:『定本 言語にとって美とはなにかI』角川ソフィア文庫、2001年 第Ⅰ章 言語の本質〔23-71〕 2 進化の特性〔40-56〕 ■■言語の進化について、どのように論を進めるか〔40〕 ▼言語の発生についての考察は「1」で行った。 従来の言語発生論……(1) ちがった色の絵具でぬられた (2) 二枚の画布…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『言語にとって美とはなにか』 第Ⅰ章 1

テキスト:『定本 言語にとって美とはなにかI』角川ソフィア文庫、2001年 第Ⅰ章 言語の本質〔23-71〕 1 発生の機構〔24-40〕 ※ ここでは、言語がどのように発生したのか、についての考察を通して、吉本隆明が言語の本質のうちでも最も重要なものと考える、自己表出という概念が提示されます。 ■■本稿の理論編…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『言語にとって美とはなにか』 序文

初出:「試行」1961年9月~1965年6月 初刊:『言語にとって美とはなにか 第Ⅰ巻』『言語にとって美とはなにか 第Ⅱ巻』勁草書房、1965年 テキスト:『定本 言語にとって美とはなにかI』角川ソフィア文庫、2001年 ■■■■ 文庫版まえがき(2001年)〔7-12〕■■■■ ※ 1961年から1965年にか…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

<本質性>の思想家、吉本隆明

 ここ1年ほど、吉本隆明の著作を初期から順に読んでゆく、という読書会に参加させていただいているのですが、現在『言語にとって美とはなにか』(1961年~1965年)まで読んできて、だんだんと吉本という思想家の像が見えてきたかな、という気がしています。  そこで、いま考えている仮説を、ちょっとまとめてみます。  私は以前この…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

吉本隆明の<本質性/現実性/幻想性>

吉本隆明は『カール・マルクス』で、  【1】本質性 …… マルクスの<自然>哲学に対応  【2】現実性 …… マルクスの市民社会分析(経済学)に対応  【3】幻想性 …… マルクスの宗教・法・政治的国家の分析に対応 の三幅対を立てたわけですが(このブログにも先日書きましたので、ご覧ください)、 これは、彼自身がカントと…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

吉本隆明「日本のナショナリズム」

先日、吉本隆明の読書会で、『自立の思想的拠点』(徳間書店、1966年)から、「日本のナショナリズム」(1964年)を読みました。 「大衆の原像」とか「自立」といった、吉本思想のキーワードとなってゆく概念が出て来る、ひとつの転機となった論文です。 「日本のナショナリズム」自体はどういう内容かというと―― …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

【読書メモ】吉本隆明「想像力派の批判」

じつはこのところ、吉本隆明の評論を初期から読んでゆく、という勉強会に参加させていただいていまして、 10月は『擬制の終焉』の中の「想像力派の批判」という論文について、僕が発表する順番だったのです。 「想像力派の批判」は、小林秀雄の「様々なる意匠」、江藤淳の『作家は行動する』、ジャン=ポール・サルトルの『想像力の問題』といった超大物を…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

【読書メモ】吉本隆明『擬制の終焉』

ずいぶん長い間、ブログを書かずにいました。 2012年の夏から秋にかけては、引っ越しをしたり転職をしたり旅行をしたりと、いろいろなことをやってきましたが、本は吉本隆明のものを最初から読んできました。 先日読んだのは、『擬制の終焉』(現代思潮社、1962年)という一冊です。 これがどういう本かというと―― 六〇年安…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more